JR「大久保駅」北口より大久保通りを中野方面に徒歩10分ぐらいのところにあります、鎧神社さんです。境内は、場所のわりには広いし、保育園もあります。
「鎧」の社名は、伝説によると日本武尊命が東征してきた際に、この地に甲冑六具を納めたことによるものといわれています。
また別の説によると、天慶2年(939年)平将門が兵を挙げて関東8ヶ国を制圧すると、「※1藤原秀郷」が平貞盛と連合して、天慶3年(940年)2月、将門の本拠地である※2下総国猿島郡を襲い将門を滅ぼしました。その後、将門を慕う人々が将門公の鎧をここに埋めたといわれます。
また他の説として、将門の残党を追ってこの地に来た藤原秀郷が、病に苦しみ境内に将門の鎧を埋めてその霊を弔ったところ病いが全快したなどともいわれています。
※1幼い頃京都の近郊の田原の地に住んでいたことから、別名「俵藤田(田原藤太)たわらのとうだ」とよばれました。
※2下総国(しもうさのくに)とは、かつて日本の地方行政区分だった国の一つで、領域は千葉県北部・茨城県南部・埼玉県東辺・東京都東辺にまたがりました。
鎧神社境内にあります「天神社」です。ここに、享保6年(1721年)に奉納された素朴な狛犬があります。「狛犬型庚申塔※3(こまいぬがたこうしんとう)」として、新宿区指定有形民俗文化財になっています。向かって左が「雌」、右が「雄」です。
※3庚申塔とは、中国より伝来した道教に由来する庚申信仰にもとづいて建てられた石塔のこと。
なお、19年鎧神社例大祭は、9月17、18日におこなわれます。
鎧 神 社
所在地 東京都新宿区北新宿3-16-18
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