新宿通りの都営バス「新宿二丁目」のバス亭の横の通りを入ったところに、太宗寺さんがあります。
このお寺は、敷地も広く重要な文化財もたくさんあり、結構見ごたえがあるので、散歩がてらに行ってみてください。
太宗寺は、このあたりに太宗という名の僧侶が建てた草案「太宗庵」がその前身で、慶長元年(1596)頃にさかのぼると伝えられています。
太宗は、次第に近在の住民の信仰もをあつめ、現在の新宿御苑一帯を下屋敷として拝領していた内藤家の信望もえました。
寺の門をくぐると右側に、大きな地蔵があります。
東京都指定有形文化財でもある銅造地蔵菩薩坐像(どうぞうぢぞうぼさつざぞう)です。
案内版です。
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正面から見ました。
すぐ後ろにマンションがありますので、比べるとだいたいの大きさがわかると思います。
閻魔像(えんまぞう)です。 (新宿区指定有形民俗文化財)
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江戸時代より「内藤新宿のお閻魔さん」として庶民の信仰をあつめた像で、かつては薮入り(1月と7月の16日に商家の奉公人が休暇をもらえる日)に縁日が出て賑わいました。(パンフより)
奪衣婆像(だつえばぞう)です。(新宿区指定有形民俗文化財)
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このお堂の中に、閻魔像と奪衣婆像があります。
普段は、木製の格子戸で閉められていて、中はくらいですが、格子戸のところにスイッチがありますので、押すと電気が点灯しますので、よく見えます。
この中に、三日月不動像と新宿山の手七福神・布袋尊像(ほていそんぞう)があります。
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切支丹灯籠(きりしたんどうろう)です。
江戸時代、幕府のキリスト教弾圧策に対して、隠れキリシタンがひそかに拝礼したとされ、織部型灯籠(安土桃山〜江戸初期の大名・茶人古田織部が好んだ灯籠)の全体の形状は十字架を、竿部の彫刻はマリア像を象徴し、マリア観音とも呼ばれます。(解説パンフより)
敷地内には、その他「塩かけ地蔵」があり、願かけの返礼に塩をかける珍しい風習のある地蔵尊です。
新宿区指定有形文化財の絵画の「曼荼羅」(まんだら)・「涅槃図」(ねはんず)・「十王図」(じゅうおうず)がありますが、毎年7月15・16日にのみ公開されます。
太宗寺
所在地 東京都新宿区新宿2-9-2
TEL 3356−7731
交通 地下鉄丸の内線「新宿御苑前」より徒歩3分
都営バス「新宿二丁目」より徒歩3分
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